HRT Month 3
今日で HRT を始めてもうすぐ三か月になるので、こうして書き残しておこうと思う。
未来はまだ先、今はもう来ている
時間が過ぎるのは本当に早い。あっという間に二つ目の大切な節目になった。一か月目に書いた文章はちょっと恥ずかしくて載せなかったので、三か月目のを載せておくにゃ。過去三か月、すべては決められた運命のとおりに進んだ。この一か月には予想外のことがたくさん起きたけれど、それもまた運命のうちなのだろう。
HRT が正しい選択なのか、疑い始めている。でも、HRT をしなければ、男性ホルモンにこれからも傷つけられるのが怖い。確かな判断はできない。別の道のほうがよかったのかなんて、誰にもわからない。今の私にできる決断をするしかない。未来はまだ先、今はもう来ている。それなら、今直面している問題を考えよう。first、家族関係と差別。second、SRS の費用と不可逆性。third、自分の居場所。More to be continued...
もう一度、希望を植えよう
何年も前の足跡をたどり、途切れた記憶をつなぎ合わせようとしている。また大学入試の季節が来た。高校三年のあの奇跡が、今もよくわからない。あの歌のおかげか、私の頑固さのおかげか。それとも、ただ才能と運がよかっただけなのか。何度も地面を見下ろしながら、それでも星空を見上げていた。時間を越えて、未来の無数の可能性をのぞき込んでいた。いい日々は、どれくらい続くのだろう~~~~
今の HRT を支える経済的な土台を築いてくれた昔の自分には、感謝すべきなのかもしれない。でも、もっと早く始める機会は失ってしまった。遅れてきた反抗期も、案外悪くないのかもしれない。
何年も前の歌を聴く。景色は同じでも人は変わり、すべては過ぎ去った。言葉にしようとすると、キーを打つ手が止まる。高価なイヤホンを使っているのに、あの年の有線イヤホンほどよくは聴こえない。感染症の流行下にあった、あの年の春の終わり。車のドアを押し開けると、外には緑があふれていた。私の心は、死んだように静まり返っていた。生まれたばかりの春の水が、イヤホンの線を伝って心に流れ込み、やがてあの小さな新芽が土を破り、光に向かって伸びていった。
今はもう記憶が途切れてしまった。かつて追いかけていた夜明けを思い出せない。つかの間の安楽に浸り、文章さえ昔のようには書けなくなった。うつの闇が少しずつ私を食い尽くしていく。それでも、運命には抗うべきだ。あの頃に戻ろう。希望、忘れかけた希望。もう一度、希望を植えよう。新しい性別で、私のものだと思える性別で、もう一度生きていこう。
行きたい街にも、国にも行ける。世界の巻物は、まだ開き始めたばかりだ。もっと自然に女性として見られるようにもなれるし、SRS の準備もできる。これから変わるための時間は、まだある。運命は私を間違った場所に置いたけれど、そのおかげで二つの人生を体験できたとも言える。比べられるからこそ、生まれ直すことを実感できる。
ああ、やっぱり文章力が落ちてる。もう格好つけていられない。この段落、おしまい。
人を愛する前に、自分を愛そう
とても未熟で、理性的ではなかった恋が終わった。騙されたと言えば騙された。HRT 中の、愛に飢えていた隙につけ込まれた。でも、私にも間違いはあった。自分の考えをしっかり持てていなかったから、コントロールされてしまった。これからは、落ち着いて考える時間をもっと取ろう。人を愛する前に、自分を愛そう。
狂ったように買い物をして、消費で何もかも薄めようとした。もう恋人に期待しない。頼れるのは自分だけ。こんなに長い年月をかけて学んできたことは、実は間違っていた。
予算をぎりぎりまで切り詰めなくていい。節約より、収入を増やすこと。子どもの頃の経験から私はとても倹約家になったけれど、経済的な自立にも向かっている。だから、まず自分を大切にしよう。
私のものだと思える性別
性別の真ん中にいる? でも、ここは私の居場所ではない気がする。控えめに言えば、male か female のどちらかに立つほうが好きだ。どうしても一つ選ぶなら、female になりたい。
少しずつ胸が育っていくのを見て、本当の自分を感じる。富士の日本製エストロゲンを使っているこの間、感情に周期的な波を感じている。欲望もあれば、落ち込むこともある。female として生きる大変さも、少しだけわかったような気がする。薄くなった体毛、伸びてきた髪、何度も女性の服を着ること。そしてついに、外に出ると女の子だと思われることが多くなった。たった三か月で、こんなにも変わった。簡単なことではなかった。
もう少し経てば、髪は望んでいた長さになる。同時に、もっと全面的に女性として暮らし、自分の RLE を始められる。少しだけ、未来を見上げてみよう。
体の変化だけではない。心は、これまでにないほど穏やかになった。ゲームにのめり込まなくなり、高校の頃の自分のように、絶えず考えるようになった。苦しみが文章を生むのかもしれないし、エストロゲンで感受性が強くなったのかもしれない。理由が何であれ、私は何年も前の自分へと歩いている。運命の糸がもう一度交わる。あの頃、別の進学の道を選んでいたら、もっと早くこの決められた道に入っていたのかもしれない。
私の選択は、揺るぎないものではない。生まれつきの遺伝子ですべてが決まっている、といった言い訳が欲しい。完全に心安らかに、自分は間違っていないと思いたい。世界の悪意に立ち向かうだけの勇気が、私にはないから。結果はまだわからないけれど、素質があるなら、試してみてもいいんじゃない?
HP が減った自分だって強い
ここまで書くうちに、考えはとっくに絡まった糸のようになっていた。長年ネットに浸り、うつや MECT の副作用も重なって、かつての HP 満タンの自分はもう取り戻せない。でも、信じてほしい。HP が減った自分だって強い。
大学入試より難しい試験なんて、もうない。少なくとも今は、そうやって自分を励ましたい。昔の成績は、もう十分すごかった。あの頃のようでなくなっても、私はちゃんと生きていける。
方向を一つ見つけて、進もう。